後期高齢者医療制度とメディケアの違い

今年の後期高齢者医療保険料額が通知されました  

後期高齢者医療制度

75歳以上または65歳以上で障害のある方は後期高齢者医療制度に加入することになります 毎年7月に保険料が通知され、7月から9期で支払いをします(一括払可)


医療費負担割合は1~3割となっており、ほとんどの方は1割負担のようですが令和4年10月1日から一定以上の所得のある方は2割負担となりました それまでは1割か3割負担しかなかったのでその中間を設けたということです 3割負担になるのは現役並み所得者ということですが、うちも今回から予想していた通り3割負担になりました 今の為替レートで計算すると平均的な米国年金を受け取っている場合、3割負担になると思われます 

保険料は住民登録をしている市町村区から通知がきます 予想どおり、今年の保険料は上がってました 保険料には上限があり年間最高66万円とのことです 66万円を12で割ると5.5万円なので最高月額は5.5万円となり、現在のレートでは400ドル程なので米国のメディケアに比べてもそう高くはないのかもしれません そもそも日本で最高額の保険料を払っているのはごく一部の方と思われます 

メディケアとの違い


米国では65歳以上はメディケアに加入できます 夫も65歳でメディケアになった時は健康保険料の負担が軽くなって嬉しかったものです メディケアには種類がありますが、パートA&BをカバーするパートCに加入していたのでメディケアに払う保険料の他、保険会社にも保険料を払っていました メディケアのいいところは窓口負担がないところです 日本の後期高齢者医療制度や国民健康保険などのように医療費の自己負担というのはほとんどありませんでした 加入しているプランによっては自己負担が発生するかもしれませんが、大きな手術をした際も医療費の自己負担がなかったのには驚きました 

65歳になってメディケアになった途端、次々と手術をすることになり、アメリカの医療費の高さは恐ろしいほどですがメディケアさまさまで安心して手術を受けることができました 一方、日本の後期高齢者医療制度は医療費の自己負担があるのがメディケアとの違いです ただし、日本には高額医療費制度があり自己負担が限度額を超えた場合の払い戻しを受けることができます 払戻額は年収により違いがあります 低所得の場合はほとんど自己負担なく医療を受けられるのが日本の特徴です 

日米どっちがいい?

メディケアと比べると自己負担がある後期高齢者医療制度ですが、どちらがいいかというとやっぱり日本かなと思います 夫は日米で手術を経験しましたが、日本の方がすべてにおいて楽でした アメリカで手術をした際はとにかく膨大な書類にサインすることから始まって検査も指定の場所に行く必要があり大変でした 日本では手術をする病院内で全ての検査ができます 病院食は圧倒的に日本が美味しいし、長期入院になるなら日本がいいと私も思います 

在米の時は病院通いが大変で簡単な検査でも誰かに連れて行ってもらう必要があったり、ドクターの予約がなかなかとれなかったりがストレスでした 日本では予約なしで当日診察が受けられることもありびっくりします 健康保険料が高くなるのはツライですが、安心して医療が受けられるので頑張って払うしかないですね メディケアで自己負担がないのは有難かったですが、アメリカでの病院通いの日々を想い出すと日本の方がいいと思います 

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