歌うシャイロック/南座

南座で岸谷五郎さん主演の歌うシャイロックを観てきました

歌うシャイロック/南座公演

2月は日米確定申告もあり、全く余裕のないスケジュールの中、どうしてもこれだけは観ておきたかったので日帰りで南座公演に行ってきました

歌うシャイロック

歌うシャイロックはシェークスピアのベニスの商人(The Merchant of Venice)を原作とし、 鄭義信 作・演出でなんと関西弁のミュージカル仕立ての演劇になっています ということでどうしても南座で観てみたかったのです セリフは関西弁なのにイタリア人の名前を呼び合うシュールな状況になかなかなじめなかったものの、キャストが素晴らしく面白い舞台でした

原作はThe Merchant of Venice ですから、本来主人公は商人のアニトーニオなのでしょうが、岸谷五郎さん扮するシャイロックが主人公の物語になっています とはいっても、出番はアントーニオが多く、岸谷五郎さんの出番はそこまで多くなかったのが残念といえば残念 でも見せ場はしっかりありますよ 私のお目当ては実は岸谷五郎さんではなく、マギーさんでして、ジョビジョバ時代からのファンだったにもかかわらず、長い北米生活をしていたせいでようやく南座にて初マギーさんをみることができました 歌うシャイロックではマギーさんと小川菜摘(ハマちゃんの奥さん)さんがひとりで何役も演じられていて大活躍だったのでした 

先行販売

松竹歌舞伎会のクレジットカードを持っているので歌うシャイロックの南座公演は先行販売でチケットが購入できました お蔭で南座では過去最高にいいお席でした 前から4列目、ほぼ中央のお席でした 持っててよかった松竹歌舞伎会クレジットカードです 



私が観劇した日は何故か年齢層が異様に高く、歌舞伎でもないのに非常に謎でした 岸谷五郎さんファンにしては年齢層が高すぎ? ガンダムを知ってないとわからないギャグをマギーさんがしゃべってましたが、マギーさんも家で聞いてくださいってフォローしていたので客層をみてからのアドリブだったのでしょうね もしかしたら、高齢の観客が多かったのはベニスの商人の舞台ということだったからなのかもしれないですね ベニスの商人は今では非常に難しい内容だと思われますが、日本では割と抵抗なく受け入れられていて今でも人気の演目のようです 北米に長く住んだ身からすると原作のユダヤ人に対する扱いは胸が苦しくなるほどの内容ですが日本の人は大岡裁きのような勧善懲悪の物語が好きなんでしょう 

歌うシャイロックはシェークスピアの原作とは違ってシャイロックを一方的に悪にはしていないところに救いはありました ただ、やっぱり切なく苦しい物語ではあります これ以上はネタバレになるので言えませんが岸谷五郎さんのシャイロック、とっても素敵なので観てみたい方は東京公演まだ間に合いますよ




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