ドル建小切手を日本の銀行に入金する方法

連邦からの還付金のチェックを日本の銀行に入金してきました

ドル建小切手を入金できるのはSMBC信託銀行だけ

Tax Retrun の際に会計士の方の手違いで今年の予定納税にあてるつもりでプールしていた前年のTax の還付金がチェックで払い戻されたのを知ったのは5月でした やっとのことで日本の銀行に入金手続きをしてきました

ドル建チェックを入金できるのはSMBC信託銀行


連邦政府のコロナ対策の給付金の小切手が日本在住の方に一斉に送られて、SMBC信託銀行に問い合わせが殺到したようで専用ページが設けられています 受給資格があれば換金できますのでSMBC信託銀行に口座を作って手続きをすれば入金できます 知っている限り、日本の銀行でドル建小切手を入金できるのはSMBC信託銀行だけです

私が受け取ったのは給付金ではなくTaxの還付金のチェックですが問題は夫婦連名になっていることでした 


夫婦連名小切手

米国銀行のジョイント口座はクローズして帰国しました 日本では夫婦共同口座がないので将来どちらかが亡くなった場合に厄介なことになるということで帰国前に共同名義口座はクローズして、個人名義口座をそれぞれ作りました もし共同名義の米国銀行口座があれば、本人でなくとも銀行に行ってチェックの宛先の共同名義口座に入金することができます Union Bank(US Bank 傘下になっても日本語サービスは継続中)に口座があるので電話で聞いてみましたが、共同名義口座がなければ夫婦連名の宛名になっているチェックの入金はできないということでした 残る方法はSMBC信託銀行しかありません

SMBC信託銀行は夫婦連名の宛名になっているチェックを持ってくる方が多いのでしょう、ちゃんと対応してくれます しかし、これがなかなかハードルが高かった… 結局、2回も銀行に行く羽目になりました

夫婦連名のドル建小切手入金方法

第一関門はSMBC信託銀行の窓口に行くことです 地方にお住いの場合はかなり絶望的状況です 九州は福岡支店のみ、北海道は札幌支店のみ、大都市にしか支店がないと言ってもいいくらいで東京でさえ14支店だけです 私は日本橋支店を利用していましたが、大手町支店と統合され本店営業部内に移転してしまったので、銀座支店に出向きました 銀座支店はGinza Six 内の大変便利のいいところにあります

夫婦連名の宛名のチェックを入金するにはどちらかお一人のSMBC信託銀行口座が必要です 三井住友信託銀行とは違う銀行なのでお間違えのないように、以前はCITI Bank でしたがCITI Bank が日本撤退した後にSMBC信託銀行になりました

次にどちらか一方の口座に入金するので入金しない方が小切手入金同意書を提出しなくてはいけません この小切手入金同意書があまりにも厄介でした 夫婦揃って窓口に行ける場合はいいですが、私は金沢の夫に書いてもらう必要があり、書類に不備があればまた金沢に行かなければいけないので慎重に記入したつもりでしたが予想通り、やり直しの判定 こうなる予感がしていたので日帰りで金沢出張したのです そして当初の金沢行の予定の日にまた書き直してもらった次第


注意その1:このフォームは必ず入金口座名義でない方が全部書きます 署名だけではダメです

注意その2:チェックの金額を書く時に  US$を書いてから数字 $マークだけではダメ、書き足す場合も本人が書く

注意その3:チェックナンバーは下の画像の青くマークしたところに記載されています 

青いラインの箇所がチェックナンバー


書き直す羽目になったのは$マークの前にUSの文字がなかったのと、チェックナンバーが間違って違う数字を書いてしまっていたからでした 

パスポートのコピーを提出するのですが、これも事前に確認して在留カードのコピーも一緒に提出しました 日本国籍ならパスポートのコピーだけでいいとのことですが夫は米国籍なので在留カードのコピーも提出するように言われました 

後は入金口座の名義人が外国小切手(買取・取立)依頼書 を書いて提出します こちらは特に難しくありませんが、金額のところはUS$を書いてから数字です 


手数料ですが、プレスティアゴールド口座の方は無料です 私もゴールド口座なので無料でした それ以外は小切手1枚あたり5,000円か2,000円の手数料が口座の利用状況によりかかります 
手数料

入金後

通常、5営業日で口座に入金されるという説明でした 米ドル口座に入金後、円に両替すると為替手数料がかかるので私は米ドルのまま米国銀行に送金することにします プレスティアゴールド口座なので海外口座への電信送金手数料が無料です 米国銀行に入金して、米国発行のクレジットカードを利用した際の支払いにした方が両替手数料がかかりません 円の現金にする場合も、Charles Schwab 口座から日本のATMで現金を引き出せば為替手数料もATM手数料もかかりません 

プレスティアゴールドは非常にメリットが大きいので、できればなっておきたいものです 預入総額が1,000万円以上あれば自動的になれるわけではないですが、帰国の際の資金移動はチャンスです 私も帰国の際にSMBC信託銀行口座に送金をしていたので、ゴールド口座にして頂けました 国内円振込手数料も無料になるのは大きいです 

大昔にCITI Bank の日本の口座を作って、渡米後もキープしていたので帰国準備では非常に助かりました 銀行口座を維持しているだけではクレジット歴は構築できなかったが残念ではありますが、それでも銀行口座もなければ帰国準備はもっと大変だったと思われます 銀行口座も簡単には作れないので、これだけは死守してよかったと思っています 

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