アメリカの嫌だったこと

5か年計画で帰国準備をしてきた私ですが、最後の2~3年くらいは早く帰国した気持ちになっていました 4半世紀もアメリカに居て、時代の変化も見てきました この数年はほんとに住みにくく感じていました

マスクをしないアメリカ人

巷で問題になっているトレジョでマスクをしないと叫んでいる女性、だんだんこういう人が増えている気がしていました



スタバでもマスクをしないでバリスタを罵倒している人もいたようです こんな人はどこにでもいるのがアメリカ 人の迷惑より、自分がどうしたいのかが優先される志向の持ち主です 日本ではマスクでウィルスの感染は防げなくても、誰かに感染する危険が少なくなるのならマスクをしましょうという考えの人が多いです 一方、日本ではマスク警察という厄介な人たちもいるのでそれはそれで問題なのですが、アメリカとは明らかに困った人のタイプが違います

トレジョで叫んでいるような勝手な人がいるからアメリカの感染も減らないのかと思ってしまいます 感染の危険と戦いながらこんな人とも戦わないといけないお店の人が気の毒で仕方ありません ルールは何のためにあるのでしょうか


動物をどこにでも連れて行く人たち

昨年末まで飲食店を経営していたのですが、お店に動物を連れて入ろうとする方との不毛な戦いが嫌で仕方ありませんでした 接客する従業員のストレスといったら大変なものです トレジョの従業員さんの気持ちがよくわかります みなさま同じようなタイプで聞く耳を持たず、叫びだすような人がとても多いのです

飲食店ではヘルス・デパートメントの指導のもと営業をしているわけで、サービスアニマル以外の動物を飲食店の室内に入れてはいけないとなっているのです 見つかればこちらが営業停止などの処分を受けることになり、また動物の近くで食事をしたくない人もいるわけです 問題はサービスアニマルでなく、エモーショナル・サポートアニマルです 

機内にクジャクを連れて搭乗しようとしたり、すごい人たちがどんどん出現していました 一時期、一気に増えてグロッサリーストアでもどこでも平気で動物を連れている人を見かけるようになりました グロッサリーストアのデリで食べ物をペロペロしたりなんてあるんですよ 訓練を受けたサービスアニマルではありませんから、なんでもありです

ANAも米国、メキシコ路線ではエモーショナル・サポートアニマルを乗せていいことになっています  今日は動物が乗ってますなんて教えてくれないのに、動物アレルギーの人はどうしたらいいのでしょう? いつも疑問に思っていました

マスクをしない権利を主張して叫ぶ人と、訓練を受けていない動物をサービスアニマルと主張して(多分、違いがわかっていない?)飲食店に連れて入ろうとする人は似ていませんか この手の方々は自分が正しいと信じて疑わないのでどんなに説明してもわかってもらえないのです こういう人を見るにつけ、アメリカが嫌になっていきました

ちなみに、私の購入した日本のマンションは3つとも小さい犬猫を買ってもいいことになっていますが、動物は住人用のエレベーターを使わないで業務用エレベーターを使うようになっていたり、住人用エレベーターに動物ボタンというのがあって、動物が乗っていることを教えられるようになっています 動物アレルギーの方に配慮していると説明を受けました アメリカでは考えられないですね 動物アレルギーの人もいるに違いないのに、アメリカでは大きな声では言いにくい雰囲気があります

日本だって嫌なことはあるけど

日本だって嫌なことはいろいろあります でも、アメリカのように一見普通そうな人が突如として自分勝手な主張をして怒鳴りだすということはないですね クレーマーという人たちもいますが、突如として切れだしたり、マスク警察などは高齢者が多いという傾向があるそうです 

アメリカでは人種間の問題も根深く、帰国すれば余計なことに心を砕かなくても生きていけると思ったのも日本に帰りたくなった理由の一つです 若いうちは理不尽なことと戦うエネルギーがあるのですが、歳を取るごとにアメリカ暮らしに疲れてしまっていたのかもしれません チャンスは間違いなくアメリカの方があります 若い人にはアメリカで勝負して欲しいと思いますが今の私には日本の暮らしの方が、楽に感じてきました 今は、帰国してよかったと思っています










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