日本で家を買う 間取り変更でデッドスペースを減らす

金沢に購入した新築マンションは第一期分譲で購入できたので大幅な間取りの変更が可能でした 間取りの変更により、デッドスペースを減らすことでリビングスペースを広くとることができました 中古マンションのリノベーションでも使える方法なので狭いと感じた物件でも、意外に買い物件だったりします

間取りの変更

北米在住時に日本の新築マンションを購入したので、内装などはコーディネーターのSuzukuri の鈴木さんにお願いしました 鈴木さんのブログでも我家の内装の様子が紹介されています 間取りの変更について紹介されています 

設計変更Before&After【N邸】 - 片付く間取りとオーダー収納家具のコンサルティング suzukuri

設計変更Before&After【N邸】連続でN様邸の内装工事のことを書いてきましたが、その前はどのような間取りだったのか、全く書いていなかったことに気づきました。。。これまでの記事は最後にリンクしておきます。 ...


本来ならプロの方に間取りの変更をお願いした方がいいのでしょうが、事情があり鈴木さんにお会いする前に私が間取りの変更をほぼ仕上げていました 第一希望の間取りの部屋が複数の希望者がおり抽選になるということで、第二希望にするなら好条件のお部屋を確保できそうだったので、迷いに迷って第二希望にすることにしたのです 第一希望のお部屋に人気が集中したのもそのはず、第二希望の間取りが酷かったからです

廊下などを無駄に作ればその分、お部屋が狭くなります 出来る限り廊下は少ないに越したことがありません これを買うしかないけど、少しでもなんとかできないか必死に考えてプランを完成させました 鈴木さんに初めてお会いした時には手書きの変更プランを持参していました 


デッドスペースを減らす

鈴木さんのブログにも紹介されていますが、オリジナルの間取りはこちらです 収納も絶望的に少なく、小さな部屋ばかりの4LDKでした 廊下長すぎですよね?

オリジナルの間取り

赤枠の箇所、どう考えても無駄な廊下部分とリビングへの入口は使えないスペースです 狭いマンションでこのスペースを活かしたいと考えました

減らしたデッドスペース


変更後はこうなりました 画像は鈴木さんのブログからお借りしています 廊下が短くなったのがおわかりでしょうか 短くした廊下の先の主寝室のドアはスライドタイプに変更したので、更にお部屋が広く使えるようになっています 部屋数が減った分、出入口のドアも減っているので無駄なデッドスペースがかなり減らせました

変更後の間取り

ウォークイン・クローゼットを捨てる

変更後に収納スペースがかなり増えましたが、オリジナルにあったウォークイン・クローゼットは無くなっています オリジナルの間取りでは Bedroom1 になっている部屋が主寝室です このウォークイン・クローゼットがどうにも納得できませんでした この部屋の眺めはよく、ここを寝室にする必要は全くないので、ウォークイン・クローゼットの代わりに玄関側に足りない収納を確保し、ダイニングに変更後はカップボードを配置することができました

鈴木さんにデザインしてもらったカップボードはとても気に入っています リビングダイニングへの入口のドアも親子ドアにして広くすることができ、家具の搬入の際に変更して正解だったと強く感じました もし、変更していなかったらオリジナルの狭いドアを家具が通過できなかった可能性が大きいです


元々は主寝室になっていた場所が、ダイニングルームになりました 窓からの眺めもよく、明るいダイニングルームです 

ダイニングルーム

オープンキッチンも捨てる

日本で大人気のオープンキッチンですが、私は好きではありません アメリカの家はオープンキッチンでファミリールームと繋がっている作りで気に入っていましたが、狭いマンションのオープンキッチンってどうなんでしょうか? お料理のニオイは部屋中に広がるし、お客様にキッチンが丸見えって抵抗がありませんか?

私は日本の人ならまずしないであろうオープンキッチンを塞ぐ変更をしました キッチンを見えなくしたことで、キッチン内に吊戸棚を増やすことが出来、収納は劇的に増えました キッチンを塞いだ壁はフェイクの暖炉を作ってアメリカの家を想い出させる作りとしました


リビングルームのフェイク暖炉

狭いマンションではごちゃごちゃとしたキッチンは見えない方がいいと思いますよ 生活感が丸見えになるのはどうも苦手です



間取りの変更で不人気物件が変わる

第一希望の間取りに比べると、不人気だったオリジナルの間取りも大胆な変更をしたことで、私的にはとてもいいお部屋になったと感じています 物件の購入を決めた時にはまだ地上部分も出来上がっておらず、完成後をイメージすることはできませんでしたが、実際に住んでみると第一希望のお部屋より、断然今の部屋の方が当たりでした 

間取りに惑わされず、物件を決めなくてよかったと思いました 北米の不動産購入から学んだことは、一にも二にもロケーション、ロケーションは変更不可ということ 日本のマンションで言えば立地と眺めは変更不可です イケてない間取りでも、立地がよければ工夫することでとてもいい物件に生まれ変わる可能性もあります 物件選びの際にはイマイチと思った間取りでも知恵とセンスで生き返るかもしれませんので立地がよければ、諦めないで十分に検討しましょう 隠れた掘り出し物の物件があるかもしれませんよ

私は購入を決心する前にどうしても間取りの変更を考える必要がありましたが、中古のリノベーションなどではプロの方にお任せして見違えるようなお部屋にしてもらうのもいいですよね Suzukuri の鈴木さんのマンションリノベーションの間取りデザインもとても素敵なお部屋に生まれ変わっている例です 中古マンションを購入して自分の好きなお部屋にリノベーションするのもいいですね 

コロナ禍により、自宅で過ごす時間が増えている今は快適に過ごせる住まいというのがとても重要になっています 帰国後の住まい探し、2年かかってようやく完成しました Suzukuri の鈴木さんとご縁があって出会えたことに感謝しています どこにも出かけない日も多いですが、とても快適に過ごすことができています




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