2023年から米国年金は8.7%引き上げ

来年、米国年金は8.7%も引き上げられます 嬉しいけど、財源の枯渇も予想されているので複雑な気持ちです

米国年金引き上げ

米国のインフレが深刻なので、来年の米国年金は8.7%も引き上げられます



嬉しいけど、財源の枯渇問題も心配なので複雑な気持ちになりますが、でもやっぱり嬉しいです 2021年は1.3%、2022年は5.9%引き上げられたので、2020年春に帰国した我家は帰国以来毎年年金が増えている状態になっています 日本の国民年金は2年連続引き下げ(来年は未定)なので大きな違いがあります 米国のインフレ率に比べれば、日本の物価の上昇は緩やかの上、今年は大幅なドル高になりましたので為替差益という有難い予定外の実質年金増もありました

米国年金を受給して日本で生活する人にとっては嬉しい状況であることは間違いありません デメリットは確定申告時に収入が上がってしまうので、税金や保険料が上がるかもしれないということです 為替レート次第では、かなりの税金、保険料増になることも覚悟しておいたほうがいいかもしれません

どのくらい増えるの?


米国年金が8.7%引き上げられると、平均的な年金受給者の受取額が月額140ドル程増加するということです ということは米国年金の平均受給額は月額1,600ドルくらいなのですね 配偶者年金は本人の満額受給額の50%なので、これも含めての平均が1,600ドル、配偶者年金を含めなければもう少し多めと思われます 

国民年金が満額で年額780,900円ということですから、月額140ドル(1ドル=135円で計算して18,900円)も年金受取額が上がるというのは日本では考えられないことです 年間では1,680ドル、日本円にして226,800円にもなります なかなかの金額ですが、米国生活ではこれでも全然インフレに追いついていないというか、年金だけで米国で暮らすのは非常に厳しいと思われます 正直なところ、我家は年金だけでは絶対に暮らせないので帰国を選択したようなものです 

月額140ドルの年金増は平均額ですので、うちの夫の年金はもっと上がります 米国の個人年金もありますし、今の為替レートが続いている間はゆとりある生活ができそうです 怖いのは円高になることですが、こればかりは先の予想がつきません 円収
も確保しつつ、為替の変動に備えるしかない状態です 


公的年金だけでは頼りない


引退後の資金はなかなか貯められないものですが、米国年金は働いていれば平等に徴収されるので、会社勤めであっても自営業であっても大きな差がないのがいいところです 日本では自営業の方は国民年金だけなので自分でなんとかしないと、満額でも年額78万円ほどしかありません 米国年金は国民年金よりは多いと言っても、物価の高い米国では生活するのに十分ではないはずです そこでやはり、自分で少しでも引退資金を増やすことを若いうちにやっておくべきなんですが、それが難しいから悩ましいのですよね

家のローンがあって、子どもの学費を払っているともう全然余裕なんてないのが普通です 我家も息子の大学の学費が莫大でそれはそれは大変でした 引退資金を貯めるなんて絶対に無理な状況でしたが、IRAだけでも毎年なんとか積み立てておいたのでこれだけでもあるとないとでは大違いでした 日本の積み立てNISAやiDeCo と同じようなシステムであって大きく違うのは、IRAで積み立てた後の運用方法です 日本では積み立てた後、引退後に必要に応じて引き出していくので長生きするといつか資金が枯渇する日がきます 米国個人年金は生涯に渡って確定した金額を受け取れるものがあるので、長生き保険とも言われており、長生き社会には心強い個人年金です 

私はまだ年金受給年齢に達していないので、在米時に積み立てておいたIRAの資金を個人年金口座に移しています IRAの入金はもうできないので(米国での収入がないので)、個人年金口座のお金に働いてもらっています 受給年齢は自分で決められるのでその時まで、増え続けてもらっています 個人年金なので早めに受取始めることも可能なのが心強いところです 在米時、貯金なんて全然していませんでいた、できなかったというのが正直なところですが、IRAだけは続けておいてよかったと思っています 引退資金を貯めるには簡単には引き出せない口座で貯めるべきです IRA や401Kなどで貯めるのがベストです 



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