帰国2か月めの感想

日本に帰国してからそろそろ2か月になります コロナウィルスが流行する前に思い描いていた帰国後の生活とは大きく違っていますが、この怒涛の2か月を振り返って感想をまとめてみます


帰国計画は大幅に変更

5か年計画で帰国準備をし、日本の住まいの入居時期に合わせて帰国する予定でした ところが、コロナウィルスの流行が始まったので予定を大幅に早めて帰国しました 帰国後の住まいは慌ててマンスリーマンションを探して契約しました 当初は東京より地方が安全と判断して、夫は地方に私は息子と東京に滞在することにしました

予定外の出費は東京、地方と二か所に仮住まいを設けたことによる賃貸料です 息子もマンスリーマンションを賃貸中で一時期は3か所の賃料を払うことになりました 痛かったですが、アメリカで借りていたお家賃に比べると日本はお部屋代が安く感じます 昨年夏に家を売却して以来、仮住まいしていたアパートはとても年金で賄える額ではありませんでした 家賃面でも日本の方がたとえ東京だったとしても NYやLAに比べると格安です

私の感想:日本の家賃は安い! 地方は呆れるほど安い物件もあります 



生活費

帰国後すぐは、北陸金沢のホテルにしばらく滞在していました 急に決めたマンスリーマンションの入居ができるまでの間ホテル暮らしでした ホテルではキッチンがないので、外食をするか、なにか買ってきて部屋で食べるかどちらかです 帰国後すぐは普通にレストランも営業していましたが、やはり頻繁には利用する気にはなれず、ほぼお部屋で食事をしていました 

ホテル滞在費は高めですが、食費以外は全くかかりませんでした

マンスリーマンションに移ってからは、東京と金沢での別居生活となり二重に生活費がかかるようになりました 地方と東京で物価の違いはあまり感じられません スーパーなどのお値段もほぼ同じくらいではないでしょうか レストランなどの料金の方が、差が大きいと思われます

マンスリーマンションでは、光熱費、インターネット料金などは込でしたので、家賃以外は食費の負担くらいで済みました

旅行や外食に行けないので、出費はほぼ生活費のみです 食費は自炊ができるようになり、親子3人で生活するようになったのでかなり安く抑えられるようになりました 健康にも自炊の方がいいと感じています 外食でなくても、出来上がったものは塩分が高いのでそこが心配でした

私の感想:食費はアメリカの方が全体的には安いです 日本食はアメリカの日系スーパーは高かったので、日本食大好きな我家は食費は日米で同じくらいか、日本の方がちょっと高いくらいです 家族が多い場合はとアメリカの方が食費は安く抑えられると思います 日本は売っている量が少なめなので、大家族は割高になりそうに思えます お野菜、お肉などはアメリカより高め 車があってCostco に行けるとまた違ってくると思います


保険料

やっぱり健康保険料が安いのは日本の良さです 健康保険料は前年の年収で決まるのですが、アメリカの年収は尋ねられませんでした なので収入なしでとりあえず、計算されました 参考までに東京都中央区の場合の1カ月の請求額は以下のとおりでした(保険額は前年の本人の年収、世帯収入でかわります)

基礎分保険料 3,325円+支援金分保険料1,025円+介護保険料 1,300円

介護保険料は40歳~64歳の人が納める保険料です 60歳までは日本国民の義務として国民年金も収める義務があります この話はいろいろと複雑なのでまた別の機会にします

昨年末にビジネスを引退したので、今年の初めから個人で健康保険に加入することになったのですが、アメリカの健康保険料は信じられないくらい高いです 特に50歳以上からメディケアに加入できる年齢までの負担が大きいです 私も月額800ドル程でした カイザーにすれば多少安くはなりますが、特定のかかりつけの先生がいる場合は簡単にはカイザーに乗り換えられません 安くなったとしても私の場合、500ドルを切ることはないようでした

メディケアに加入できる年齢だと事情は変わってきます メディケアは自己負担がほぼないのに比べ、国民健康保険は70歳未満まで3割負担です 夫はメディケアに加入していましたが、メディケアの他にも保険料を払っていたので月額の保険料負担は、400ドル程でした 

私の感想:夫婦二人で健康保険に1,200ドルもかかっていたのですから、帰国して劇的に保険料が安くなったのは何よりうれしいところです


まとめ

帰国してよかったと最も感じるのは食事ですね 私たち親子は日本食派なので、そこは意見が一致しています たまにアメ食を食べたくなったりするのは不思議です

コロナウィルスの大流行がなければ、もっと日本の生活を楽しめたと思いますが、今はこの状況が早く収束するのを願うばかりです この困難な時期に家族が一緒に居ることができたので帰国を早めたことはよかったと思っています 生活費も今のところ日本の方が安く抑えられているので、年金収入だけでもなんとかやっていけています

北米暮らしが長かっただけに、帰国当初はコロナウィルスに対する日本国民の危機感のなさに呆れることもありましたが、2か月たち少しづつそんな日本独特の考えにも慣れつつあります 











コメント

  1. はじめまして、みうと申します。
    私もアメリカから帰国して、日本で引退生活を送っています。
    夫婦ともアメリカ国籍なのでいろいろな困難があります。
    いつもpomo-mom様のブログを楽しみにしています。

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    1. みう さん:

      お仲間ですね 是非、情報を共有させてください
      今後ともどうぞよろしくお願いします

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  2. いつも楽しみにしております。
    アメリカから日本への引っ越し費用など

    興味あります。 まだ先のことですが、
    BLMの関係で治安がだんだん悪くなっているので、
    日本に帰るのも選択の一つになってます。
    ただ、グリーンカードだと、返納になるのか、
    市民権とるのかが、 ネックになりますね。

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    1. 匿名さん:

      ブログを楽しみにしてくださいましてありがとうございます

      引越費用もきになるところですね この件もそのうち記事にします 帰国時のステータスはその方に事情によってベストな選択が変わってきます 出国税が課税されるほどの資産がおありなら市民権になってから帰国すべきですし、相続も絡んでいるなら市民権が有利です 米国のTax Return をしたくないなら永住権放棄です この件についても新情報がありましたら記事にします

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