東京国立博物館 特別展

東京国立博物館で開催中の特別展に行ってきました

蔦屋重三郎コンテンツビジネスの風雲児

新型コロナウィルスに感染して自主隔離を続けていましたが、GWの終盤にようやく解放されて上野の国立博物館に行ってきました

蔦屋重三郎コンテンツビジネスの風雲児

縁あって東京に住むことになり、江戸が感じられる下町暮らしが気に入っています 古い建物はどんどん壊されてビルに変わって行きますがちょっとした街角にお稲荷さんの祠があったり、うちの近所にはお百度石まで残っていたりします 今でもお稲荷さんにはお世話をしてくださるかたがちゃんといらっしゃってお花も備えられています 江戸の人たちがここでお百度参りをしたのかと隅田川を眺めながら江戸の昔に思いを馳せたりして東京暮らしを楽しんでいます

さて、GW期間中につき東京国立博物館で開催中の特別展は今年のNHK大河ドラマの主人公が蔦屋重三郎なのでそれはそれは大賑わいでした 日本橋の耕書堂が再現されていたり、スクリーンに江戸の街並みが映し出されていたりで大河ドラマファンが喜ぶ演出がされていました





蔦屋重三郎は江戸の傑出した出版業者なのですが縁の地は中央区と台東区になります 吉原で起業し、日本橋に本屋(蔦屋)を構えることになるのですが有名なのは浮世絵師の歌麿や写楽を世に出したことでしょう 特別展では蔦屋重三郎の出版物や浮世絵がたくさん展示されていました 前期は5月18日まで後期は5月20日から6月15日までとなっており、一部作品が入れ替えられるので後期も行かなくちゃと思ってます 

特に平賀源内作の本物のエレキテルは前期のみ、後期は複製となっています 歌麿は歌まくらから1点展示されていますが厳選されているのでギリ大丈夫だったのかなと…後期は別の作品に入れ替えされます

八丁堀と写楽

写楽の最も有名な1枚、三代目大谷鬼次の江戸兵衛は対になる作品の初代市川男女蔵の奴一平と並べて展示されているので必見 この2枚は前期のみ 後期は市川鰕蔵の竹村定之進が展示されます 

東洲斎写楽といえば中央区のご当地スターとも言える人物 新亀島橋の近くに住まいがあったそうです 一説では阿波徳島藩蜂須賀家のお抱えの能役者(斉藤十郎兵衛)だったと言われており、蜂須賀家江戸屋敷があったところは今では公園になっています ご近所のよしみで写楽推しの気分になって思わず江戸兵衛のぬいぐるみを買ってしまいそうになりました 60センチもある大型なので踏み止まりましたが、この手がいいな

三代目大谷鬼次の江戸兵衛のぬいぐるみ

GWはどこに行っても人がいっぱいなので近場のお出かけでも十分楽しめました よかったのはチケットも音声ガイドもスマホで完結するところ チケット売り場の長い列に並ぶ理由がありません 音声ガイドもアプリにダウンロードして自分のイヤフォンで聴くことができるのが画期的でした 特別展の期間中は何度でも聴くことができるので前期と後期に行くならアプリ版が絶対におすすめです



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